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第6章全文

第6章 デジ速(全開)は語学習得の最適ツール

語学学習で最大の効果を発揮するデジ速

 外国語を学ぼうとするときに、耳の大切さ、聴覚の大切さを考えたことがあるでしょうか。

 中学、高校で6年間、大学を入れると10年間英語を学びながら、話せないのは、耳のせいだと知ると驚かれると思います。私たちは、常識にだまされていることも多いようです。日本語は、数キロヘルツくらいの間での周波数でしか話さないのに対して英語は、10キロヘルツの周波数を必要とします。

 英語がわからないというのは、日本語の耳にしかなっていない耳で、英語を聞いても、実は音が聞こえていないのです。このため、英語を学ぼうとするとき、英語の音がわかる耳を作りながら勉強する必要があるのです。
 
 英語を教える先生もこの事実を知らない人が多いのが現状です。この聴覚器官のことを棚上げにしたまま、実は、言語学習について論じることはできないのです。

 第三章で述べたように、耳は生まれ変わることができます。トマティス博士は、耳ができあがってしまっている人に対しても、生まれたときの耳に戻すことができる方法を見つけ、トマティス療法として確立しました。
日本でも、「トマティスセンター」として、その治療をしてくれるところがあります。

 これと同様の効果をデジ速でも出すことができます。生活の中で効果が出るまでの期間は、治療よりも時間がかかるかもしれませんが、高音から低音まで良く音が出ている音響システムを利用して、高周波から低周波まで含んでいる音楽を日々聴くことによって、日常生活の中で耳の改善をしていけるのです。

 この観点からすると、デジ速効果を発揮する最大の応用分野は、語学学習ということになるでしょう。従来の日本の英語教育は、泳ぎ方を理論的に教えるだけで、実際にプールに入れないようなものでした。


耳は正確な音を聴いていない

 なぜ、英語の音を聞き取ることができないのかは、耳の機能から考えてみなければなりません。

 耳を構造的に見ると、外耳、中耳、内耳の3つの部分に分けることができます。耳の3つの部分は、外耳では空気振動を伝え、中耳ではそれを骨の伝導に変換し、内耳では電気的な信号へと変換して脳に送っています。
一般に耳は、ただこのように音波を脳への電気的信号に変換するだけの器官としてとらえられているようです。

 ところが耳は、もっと複雑な内容をもつ器官なのです。

 耳は正確な音を聴いていない、と言われると、自分の耳は何でも良く聞こえるし正常だと思っている人は、びっくりするかもしれませんが、耳には”スクリーニング”という機能があり、不要な音は聞こえないような仕組みになっています。

 例えを挙げれば、幼い頃、親から聞きたくないような罵声を浴びせられたとか、学校で嫌なことがあって、そのことは聞きたくないというようなトラウマが残っていると、それに相対して「聞きたくない」周波数部分の聴力が落ちているということなどがあります。

 とても重要なので、医学博士の篠原佳年氏が書かれた『モーツァルト療法』(マガジンハウス)から、この部分を引用させて頂こうと思います。

 「例えば、ストレスの要因が母親の厳しすぎる躾にあったとすれば、あるとき母親の声の周波数に対する音のフィルターを耳にセットして、以降はその音が入ってきても聞こえても聴かない構造の耳になってしまうのです。これが『保身耳』です。聞きたくない音にカーテンを引いてマスクしてしまうのです。    

 とくに子供の頃のストレスは、成人する過程に大きな影響を及ぼします。家庭環境はとても重要です。トマティス博士によれば、例えば、母親と敵対関係にある子供は、意図的に母親の発声域である高音知覚を切り捨てる(音にカーテンを引く)ことにより、知覚上での母親との関係をうまく解放できるのだそうです。このとき、母親という存在は、子供の右脳で優位に認識されますので、その症状は、右脳に対応する左耳に現れます。中耳炎になる子供は、このような状態を示していることがたいへんに多いのです。

 また、自分をせかし大声を出す高圧的な父親に対しては、父親の音域をきっぱりと遮断(音にカーテンを引く)することにより、逃避するのです。父親とコミュニケーションをしなくなるケースは深刻です。ほかの大人たちとのコミュニケーションにも消極的になってしまうからです。するともっとまずいことに、言語上、文筆上、読解力上の困難に見舞われ、父親によって象徴される未来に対して夢がもてなくなるケースがあります」

 このように、耳は単なる音を聴くということ以上に、人生を左右するくらいの重要な役割を果たしているのです。そして、この「耳の関所」の役割をしているのが、中耳なのです。

 この「耳の関所」は、言語能力においても同様に働いています。

 トマティス博士は、生まれたときの耳は、世界中のどの赤ちゃんも、全ての音を聞き分ける完全な耳の能力をもっていると言っています。

 つまり、生まれたばかりの耳は、あらゆる言語を理解できる耳をもっているために、日本人の赤ちゃんでも、米国に生まれれば、英語を自然に身につけて話し始めますし、4カ国語が日常語として使われているところに生まれれば、誰でも、自然と多言語をあやつれる人として成長できます。

 ところが、6歳くらいまでは、あらゆる言語に適用できる柔軟な耳が、6歳から9歳までの間で、生まれた国の言語に沿った耳として、中耳が確立してしまうというのです。6歳までに英語を学んでおいたほうが良い、という理由はここにあります。

 これは聞きたくない音を聞かない、ということではなく、より効率的に耳を働かせるために、対応域を限定するために起こる現象です。

 日本語の環境で育つと、日本語の音をより聞き取りやすくするために、耳を「日本語耳」にしてしまうのです。そのため、そこから外れた英語の音が聞き取れなくなります。

 母音を主体とした日本語の音声は、1500ヘルツまでの周波数で区別しています。それに対して、子音を主体としている英語は、2000ヘルツ以上の周波数で区別をしています。ですから、言語の耳が確立した後では、日本人にとっては、英語の音を聴くことが出来ない耳になってしまっているのです。

 これが、日本人が英語を学ぶ際の最大の障害なのです。


デジ速で驚異のヒアリング力が

 外国語を学ぼうとするときに、耳の大切さ、聴覚の大切さを考えたことがあるでしょうか。

 中学、高校で6年間、大学を入れると10年間英語を学びながら、話せないのは、耳のせいだと知ると驚かれると思います。私たちは、常識にだまされていることも多いようです。日本語は、数キロヘルツくらいの間での周波数でしか話さないのに対して英語は、10キロヘルツの周波数を必要とします。

 英語がわからないというのは、日本語の耳にしかなっていない耳で、英語を聞いても、実は音が聞こえていないのです。このため、英語を学ぼうとするとき、英語の音がわかる耳を作りながら勉強する必要があるのです。

 英語を教える先生もこの事実を知らない人が多いのが現状です。この聴覚器官のことを棚上げにしたまま、実は、言語学習について論じることはできないのです。
 
 第三章で述べたように、耳は生まれ変わることができます。トマティス博士は、耳ができあがってしまっている人に対しても、生まれたときの耳に戻すことができる方法を見つけ、トマティス療法として確立しました。
日本でも、「トマティスセンター」として、その治療をしてくれるところがあります。

 これと同様の効果をデジ速でも出すことができます。生活の中で効果が出るまでの期間は、治療よりも時間がかかるかもしれませんが、高音から低音まで良く音が出ている音響システムを利用して、高周波から低周波まで含んでいる音楽を日々聴くことによって、日常生活の中で耳の改善をしていけるのです。

 この観点からすると、デジ速効果を発揮する最大の応用分野は、語学学習ということになるでしょう。従来の日本の英語教育は、泳ぎ方を理論的に教えるだけで、実際にプールに入れないようなものでした。


デジ速語学学習の3大効果

 語学学習といえば、トロイの遺跡を発見したシュリーマンを思い出す人も多いのではないでしょうか。シュリーマンは、「古代への情熱」という自伝の中で、語学学習の方法を書いていますが、彼こそが多言語学習の元祖と言ってもいいでしょう。

 トロイ戦争の物語を絵本で読んだ少年シュリーマンは、美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じ、その発掘を志します。長年にわたる猛烈な勉学と経済的苦闘を経て、ついに独力でトロイの遺跡を発見、少年の日の夢を実現します。

 いかなる環境にあっても、自己の目標と希望を見失わず努力し続けた意志と熱意の人がシュリーマンでした。

 彼の勉強法は、あらゆる時間を利用しての歩きながらの音読法です。同じ文章を何度も音読するのです。しかも、それを座ったままでなく、歩きながらやるのです。部屋のなかであろうが、散歩中であろうが、仕事中であろうが、いつも立ったり歩いたりしながら、ぶつぶつ暗唱していたと言います。

 古代ギリシャ語をはじめとして、彼はこの方法で何カ国語もマスターしたのです。シュリーマンの偉大さは、彼が事業家として成功した中年以降
に、語学マスターをなし遂げたことでしょう。

 シュリーマンは、最初の外国語の学習には6カ月間を要しながら、次からは約6週間で1カ国語をマスターして行き、最後には22カ国語を操ったと言われています。約6週間というのは、デジ速理論的には約40日間だと理解できます。

 しかし、シュリーマンは、デジ速を使わなかったので、こんなモーレツな努力が必要だったのです。デジ速では、こんな命懸けにならずに、もう少し簡単に語学をものにすることができます。

 なぜなら、デジ速で語学学習すると、次の3つの効果があるからです。

 1つには、英語を聴き取れる「英語耳」ができあがってくること。

 2つ目には、高速の音を聴いていると、英語の高速なしゃべりも、音が止まったようにゆっくりと聞こえるようになること。

 3つ目に、効率的な反復練習ができること。1000時間のヒアリング教材があるとすると、4倍速で聴くと250時間で聴け、1000時間を使うとすれば、4回も繰り返して聴くことができるようになります。同じ時間を使うのなら、4回繰り返したほうが記憶に良いはずです。

 以上3つの効果で、語学学習が本当にラクで楽しくなってきます。デジ速は、語学学習の最高のツールになると言っていいでしょう。

 「入試に出る英単語」などのベストセラーを出した単語名人の長崎玄弥さんは、こう言っています。

 「私が過去、英単語を覚えるのに苦労した思い出がなく、辞書3冊分にも相当する25万語の英単語を覚えていられる秘訣は、自然の法則にかなった単語の記憶法を励行してきたからです」

 毎年1万語のペースで英単語を覚えていったという長崎さんの基本精神は、「人間は無限の記憶力をもっている。記憶に制限を与えない」ということです。脳内に何千語覚えるという記憶の制限の壁を作らないで、無限に記憶して行けると考えるこのやり方は、デジ速で記憶していく場合の基本的な考え方として大いに参考になります。


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