第7章全文
第7章 初公開 史上最強の受験勉強法
受験勉強の王道「なぞり」に最適なデジ速
デジ速の受験勉強への応用のポイントの1つは「なぞり」にあります。
ここでは大学受験への応用をメーンに話を進めていきますが、それが高校受験でも、中学受験あるいは各種の資格試験などを含め、あらゆる筆記試験で応用できるものと考えてください。
もちろん、学校での通常の試験などでも同じことです。数学のような特殊な科目を除き、知識と読解力を必要とする筆記試験には、あらゆる試験に適応できます。
なぜなら、大学受験にしろ、高校受験にしろ、あるいは、その他の資格試験にしろ、筆記の試験とは、結局暗記だからです。
さらに言えば暗記とは、即ちなぞりです。つまり、同じところを何回なぞれるか、ということです。
そして、問題は時間です。一生かかって読み続けるというのであれば、教科書や参考書をそれこそ何百回でも何千回でも読めるでしょう。でも、受験は時間との勝負です。通常、与えられた時間は限定されています。
「ぎっしりと情報の詰め込まれた教科書や参考書を、どうすれば短時間のうちに読み切り、それを繰り返せるか」
この受験の最大のテーマ「限定された時間内でのなぞり」に最も適しているのが、まさにデジ速です。デジ速は、おそらくそれを実行する人の予想をはるかに超える、スコブル付きのすごい効果を発揮してくれるでしょう。
なぜなら、時間をより有効に使おうと思えば、つまり単位時間あたりの知識吸収力を強化しようとすれば、集中力をより高めなければならないからです。
デジ速はこの点においても、信じられないほど集中力の強化に役立ちます。
受験勉強というのは、それ自体が高度の精神労働ですし、勉強以外にも受験期特有のプレッシャーによって、受験生の精神は相当の重荷を背負わされることになります。
このため、もう1つ重要なことは、精神的なゆとりです。このデジ速を使うことにより、受験勉強がそれを使わない場合に比べてはるかに順調に進むので、精神的にも本当にラクで、ゆとりをもって試験に臨むことができます。
倍速でグイグイ引っ張る受験勉強のペースメーカー
大学受験、とくに文科系の科目などは、「その科目の事項について、どれだけの情報量をもっているか」によって、勝敗の大半が決まってしまうといっても過言ではありません。
情報量をいかに多くするかということで、世の中には、実にさまざまな「学習法」や「記憶術」が流布しています。
連想によるもの、ゴロ合わせによるもの、脳の催眠状態を利用するものetc。教育機器のヒット商品の中には、何度も繰り返して読む自分の声を特殊な方法で聴くことにより、強化させようとするものがあります。
こうした記憶法や学習器具は、すべてそれなりに心理学的な裏付けがあるものであり、相当程度の効果が期待できるものです。
ところが、これらの記憶法の多くには、ある致命的な欠点があるといえます。
それは、これらの記憶法の多くが、受験科目を暗記しようとする人に、あまりにも高度の、しかも能動的な集中力を要求するという点です。
つまり、その暗記法をマスターすること、あるいはそれらの器具の使用を継続することに、かなりの労力を要するのです。
そのため、よほど気合を入れてかからなければ、そしてその気合が一定期間持続しなければ、たいした効果は得られないということです。
しかし、デジ速では、一度音読して「デジ速レコーダ」(コンピューター用のソフト)で録音しておくと、後は何度でも速音で聴くことができます。これだと、切羽詰まった試験前の復習時にも、何倍速もの高速で試験個所の内容確認をすることが可能です。
また、講義の内容を録音しておけば、パソコンに録音機を接続して、デジ速レコーダでパソコン上に入れ込み、速音で聴くことができます。講義を何度も、しかも速音で聴けるので、かなりの効果が上がります。
デジ速は、自然のやる気を生み出しながら、はっきりした効果を体感しつつ実行できるという点で画期的な学習法と言えます。
デジ速を学習法として見た場合、つぎのような特色があります。
1つは、速音にグイグイと引っ張られるかたちで、いわば「受け身」のままで、ラクラクとたくさんのことを暗記できてしまう点です。
こちらが集中力をもって、暗記しようと臨むのではなくて、デジ速のほうがペースメーカーとなって、逆に、聞き手に集中力をつけてくれるのです。
しかし何と言っても、デジ速の最大の特色は、その倍速性にあります。
つまり、暗記に必要な時間を2倍速なら半分、3倍速なら3分の1に短縮してくれるわけです。
これまでの記憶法の多くは、時間という概念をほとんど考慮に入れていません。暗記に必要な時間を短縮しようという意図は希薄でした。
ところが、このデジ速では、聞き手の集中力を高めることによって暗記に必要な時間を短縮するという、実に画期的な効果をもっているのです。
分厚い教科書が2,3時間で読める!
例えば、日本史の場合をとってみましょう。
典型的な暗記科目です。あらゆる種類のたくさんの参考書が出まわっていますが、やはり教科書が受験日本史の基本であることには変わりありません。教科書をマスターすることが、合格への最低条件となります。
ですから、受験当日までに、「教科書を何回読めるか」ということが、勝敗の分かれ目となります。
なぜなら、暗記というのは、結局は繰り返しだからです。Aという事柄を、ある人は1回で覚えるかもしれません。ある人は、10回かかるかもしれません。でも、何度も何度も繰り返せば、最後にはどんな人でもどんな内容でも覚えてしまうものです。
中には、1回読めば、どんな内容でも覚えてしまうなどという天才もいるかも知れませんが、通常の受験生で考えた場合、教科書をマスターするには、何度も何度も教科書に目を通して、その内容をくまなく暗記しなければなりません。
ぶ厚い教科書を受験の当日までに、いったい何回読むことができるでしょうか。
300ページ以上もあるぶ厚い日本史の教科書を一気に読もうとすれば、軽く5時間から6時間はかかります。
歴史小説などとは違い、日本史や世界史の教科書などというものは、ご存じのとおり内容が単調です。
しかも、1行1行、1語句1語句が覚え込まなければならない重要なものですから、300ページもの教科書を一気に読むために要する時間と労力はたいへんなものです。
よほどの歴史好きでもないかぎり、一気に読もうなどという“野心”はすぐに挫折してしまいます。
かりに、もしもあなたが異常な忍耐力の持ち主としましょう。
教科書の“一気読み”を実行できたとします。が、精神的な緊張を五時間も六時間も持続することは、難しいと言わなければなりません。
人間の集中力の限界にピッタリのデジ速勉強
人間の集中力が持続するのは90分、せいぜい120分が限界とされています。
これでは、連続六時間かけて教科書を読み終わったとしても、頭にはほとんど何も残らず、何のために苦労してぶ厚い教科書を読んだのか、わからなくなってしまいます。
それどころか、貴重な勉強時間をムダにしてしまったことになるのです。
こんな方法では、何時間やろうとも栄冠は勝ちとれません。
ところが、デジ速だと半分、あるいは3分の1の時間で教科書が読めるのです。六時間かかるものであれば、3時間または2時間です。
「教科書が3時間で読める!」
などといわれても、にわかには信じられないでしょう。
まともに読めば6時間ぐらいかかってしまうものを、半分の3時間から3分の1の2時間で読んでしまおうというのですから。
しかも、そのレベルには止まりません。デジ速をすることによって、脳力が高まるので、4倍速くらいまでは楽に聴き取り、内容が理解できますから、そうなれば1・5時間で1冊の教科書をこなすことが、可能です。1・5時間というのは90分、つまり人間の集中力が持続する時間内のことです。
一方、デジ速なしに、6時間で読むというのは、集中力の関係で実際には無理です。実際のところ、2日がかりで10時間、というのがいいところではないでしょうか。ところが、デジ速だと一気に3時間どころか、1時間半で読めてしまうのです。
こういうと、デジ速はなにやら身につけがたい速読術のようなものなのか、と思う人がいるかもれません。しかし、そうではありません。
普通の頭の人なら、誰にでも簡単にできます。
この応用のための手間は、デジ速レコーダを使って、パソコンにテキストを自分で吹き込むだけです。
カセットテープやCDを勉強に利用している人も多いと思いますが、ほとんどの人は、それを通常のスピードで再生して、それを何回も何回も反復して聴くことによって、教科書などを暗記しています。
もちろん、通常のスピードで自分で吹き込んだものを反復して聴くことも、暗記には非常に役立つと言われています。
市販されている既製品の学習教材のテープやCDよりも、自分で吹き込んだものを使うほうが、記憶にはずっと役立つのです。
と言うのも、録音された自分の声は、ふだん自分が聞いている自分の声とは大きく異なっており、そのズレが聴覚を刺激するからです。
また、デジ速レコーダに教科書などを吹き込むときには、自分の身についたリズムで読むので、それを再生したときにも自分の慣れ親しんだリズムでスムーズに聴くことができ、集中力が高まるためです。
その内容を倍速で再生すると、集中力がさらに増すのです。
中間・期末テストにも大いに活用しよう
高校受験は、中高一貫教育校を除き、大学を受験する人のほとんどが、このハードルを乗り越えてきているはずです。しかし、これから、このハードルを乗り越えようとする中学生の人たちにとっては、これもまたきわめて重要な人生の岐路に立たされていることになります。
そこで、とりわけ中学生の高校受験用におすすめしたいのが、このデジ速なのです。
教科書準拠という点では、まさに高校受験にこそ打ってつけの勉強法だといえます。
高校受験は大学受験と違い、内申書のウェイトが大きく、中学校における成績をも加味して合否を決めます。
この点が、入試一発勝負の大学受験と大きく異なる点です。
なかでも、公立高校における内申書のウェイトが最も大きく、都道府県によって違いますが、入試の判定に大きくかかわってきます。
このような意味においても、現在中学生であるみなさんは、ふだんの中間テスト、期末テストをもベストを尽くしてやらねばなりません。
そうした校内でのテストこそ、教科書の範囲内から出題されるわけですから、早めに教科書を読み込んだデジ速コンテンツを作っておき、活用すればいいのです。
内申書の作成は、中学3年生の後半に行われるわけですから、1年、2年生と成績が良くなかった人でも、中学校3年生の1学期、2学期にベストを尽くして頑張れば、十分に挽回することが可能です。
高校入試問題の内容ですが、一般の公立高校は、教科書を理解していれば、全教科においてほとんど全ての問題が解けるといっても過言ではありません。
教科書の基礎を完習して、練習問題で入試の問題に慣れていけば、いうことはないでしょう。
こういう状況ですから、デジ速の活用が、より重要になってくるのです。
社会の地理・歴史・公民などの分野をデジ速に収めて繰り返し聴き取り、完全に聴き取れるようになり、内容の把握もできれば、全入試範囲を網羅したことになり、大きな自信へとつながります。
高校受験の場合、教科書に忠実な出題がされるという点では、はるかに大学受験よりもデジ速の効果的な学習ができるのということなのです。
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