あなたの頭脳を全開で働くようにします。

自然音が生命のリズムを創ってくれる

自然音が生命のリズムを創ってくれる

 このように自然を観察し、触れ合えば触れ合うほど、無限の可能性を感じます。

 例えば、デジ速を始める前、私は海の波の形はみな同じだと思っていました。しかし、浜辺に座ってよーく波を見ていると、一度も同じ形の波はこないのです。考えてみれば、あの小さな指紋でさえ、60億人類すべてが違うのですから、それよりはるかに大きな波が同じなんてことは、なくて当たり前のことでしょう。

 海の音もそうです。波の音もみんな同じようなものだと思っていたのですが、全部違います。岩にぶつかる波の音、砂浜に打ち寄せる波の音、あらゆる波の音がすべてそこの情景を含んだものになっています。

 自然界は、無限です。自然に触れれば触れるほど、その無限の感性を引き継げる気がします。

 デジ速理論では、自然界の持つ価値として、次の3つを挙げています。

1)永遠性 - 波は絶えず打ち寄せ、鳥は休みなく鳴き、小川は流れ続ける
2)調和性 - お互いの音が重なっても、調和して聴こえる
3)生命力 - 見ているだけ、聞いているだけで、活力を与えてくれる

 自然と触れると、この3つの自然のパワーを頂け、人間も永遠性、調和性、生命力を持てるのではないでしょうか。
自然音は、人間の活動に、"永遠性と調和性と生命力"のエネルギーを注ぎ込んでくれます。自然音が、一定のリズムを提供してくれ、音のエネルギーで活動の活力を与えてくれます。

 例えば、部屋に水槽を置き、小さな水の流れを作ると、小さくとも水の生の音なので、小さな小川が部屋の中に流れているという感じで、自然音のCDを聴くよりも、とても気持が良くなります。

 人間の体調が悪くなるのは、自然界のリズムと生活がずれることによるものが多いようです。自然のリズムの中で、日々生活出来るようになるのが、元気で、快活に動ける基本になります。自然の音が部屋に行き渡ると、それが、人間の心臓の音のように、ひとつの身体のリズムを作ってくれます。

 谷間に流れる水は、谷間がひとつの大きなスピーカのようになり、尾根を歩くものに小川の豊かな音を聴かせてくれます。そして、その音を、谷間の樹木も、植物も、鳥達も、昆虫もすべて聞きながら、すくすくと育って来たのだと思います。それに似たものが、日々の生活の中で感じられれば、多くの恵みを受けることが出来ます。

 たくさんの自然の音、小川のせせらぎから始まって壮大な滝の音、そして、そのうえを気持ちよさそうに飛び回る鳥たちの鳴き声や、秋の夜長を奏でるにぎやかな虫たちの音、波の音、風の音、また、有史以来、音に関心を抱いた先人たちが作り上げて来たさまざまな楽器の音色など、いろいろな生の音が私たちの脳という貯蔵庫の中に入って、情感豊かな人間を育て上げています。





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