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倍速でグイグイ引っ張る受験勉強のペースメーカー

倍速でグイグイ引っ張る受験勉強のペースメーカー

 大学受験、とくに文科系の科目などは、「その科目の事項について、どれだけの情報量をもっているか」によって、勝敗の大半が決まってしまうといっても過言ではありません。

 情報量をいかに多くするかということで、世の中には、実にさまざまな「学習法」や「記憶術」が流布しています。

 連想によるもの、ゴロ合わせによるもの、脳の催眠状態を利用するものetc。教育機器のヒット商品の中には、何度も繰り返して読む自分の声を特殊な方法で聴くことにより、強化させようとするものがあります。

 こうした記憶法や学習器具は、すべてそれなりに心理学的な裏付けがあるものであり、相当程度の効果が期待できるものです。

 ところが、これらの記憶法の多くには、ある致命的な欠点があるといえます。

 それは、これらの記憶法の多くが、受験科目を暗記しようとする人に、あまりにも高度の、しかも能動的な集中力を要求するという点です。
つまり、その暗記法をマスターすること、あるいはそれらの器具の使用を継続することに、かなりの労力を要するのです。

 そのため、よほど気合を入れてかからなければ、そしてその気合が一定期間持続しなければ、たいした効果は得られないということです。

 しかし、デジ速では、一度音読して「デジ速レコーダ」(コンピューター用のソフト)で録音しておくと、後は何度でも速音で聴くことができます。これだと、切羽詰まった試験前の復習時にも、何倍速もの高速で試験個所の内容確認をすることが可能です。

 また、講義の内容を録音しておけば、パソコンに録音機を接続して、デジ速レコーダでパソコン上に入れ込み、速音で聴くことができます。講義を何度も、しかも速音で聴けるので、かなりの効果が上がります。

 デジ速は、自然のやる気を生み出しながら、はっきりした効果を体感しつつ実行できるという点で画期的な学習法と言えます。

 デジ速を学習法として見た場合、つぎのような特色があります。

 1つは、速音にグイグイと引っ張られるかたちで、いわば「受け身」のままで、ラクラクとたくさんのことを暗記できてしまう点です。

 こちらが集中力をもって、暗記しようと臨むのではなくて、デジ速のほうがペースメーカーとなって、逆に、聞き手に集中力をつけてくれるのです。

 しかし何と言っても、デジ速の最大の特色は、その倍速性にあります。

 つまり、暗記に必要な時間を2倍速なら半分、3倍速なら3分の1に短縮してくれるわけです。

 これまでの記憶法の多くは、時間という概念をほとんど考慮に入れていません。暗記に必要な時間を短縮しようという意図は希薄でした。

 ところが、このデジ速では、聞き手の集中力を高めることによって暗記に必要な時間を短縮するという、実に画期的な効果をもっているのです。





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